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この夏、ドラマ「ホテルコンシェルジュ」を観て豊かな気持ちに。

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今年7月から放送されるTBS系ドラマ「ホテルコンシェルジュ」は、外資系一流ホテル「ホテルフォルモント」を舞台に、お客様の起こすトラブルを若き女性コンシェルジュを中心に解決していく一話完結型連続ドラマです。

 

フレンドリーですが節度を守るホテルマン達が“お客様の笑顔の為に”奮闘する「笑って泣けるハートウォーミングストーリー」。今注目の西内まりやさん演じる、「絶対にNOとはいわない」新米コンシェルジュ・天野塔子は体育会系で突進型。裏でパニックになりつつもトラブル解決に向け皆の力を借り奔走します。

完璧でプロ意識の高い先輩コンシェルジュ・本城役には三浦翔平さん。そして高橋克典さん演じる総支配人・鷲尾は、利益至上主義の外資系ホテルにおいても感情を大切にする姿勢を貫く、バランス感覚と調整能力に長けた皆の頼れる存在です。(TBS公式サイトより引用)

 

コンシェルジュとは、「宿泊客の様々な要望や相談に応える{よろず承り係}」です。

今年2月、NHKで放送された「プロフェッショナル~仕事の流儀~」ではコンシェルジュの世界組織「レ・クレドール」の名誉会員を務める阿部佳さんが紹介されていました。阿部さんは、言葉の奥にあるお客様の求めるものを、会話と表情から読み解き、期待を上回る形で提供されます。

若いコンシェルジュに「慣れによって無難にこなしていて、こちらで見ていて面白くなさそう。自分の手の内で仕事せず、一歩踏み出してみたら?」とアドバイスされていました。苦戦しながらも一歩踏み込んだ提案をした若きコンシェルジュは、ホテルに戻られたお客様を迎え、共に笑顔になっていました。「短時間でお客様が本当に求めるものに近づくことはとても難しいが、それが醍醐味。お客様と向き合うのではなく一緒に同じ方向を向くことだ」と阿部さんはおっしゃっていました。

コンシェルジュという職業は今までドラマではスポットは当たらなかったけれど、どこかで聞いた事があったり、存在をご存知の方も多いかと思います。少し遡り1990年から2002年に、こちらもTBS系で「HOTEL」というドラマが放送されたのは、皆さん記憶に残っているのではないでしょうか。

当時高校生だった私はこのドラマでホテルマンに憧れ、観光学科のある短大に進学しサービスを学びました。残念ながらホテルへの就職は叶いませんでしたが、大きな影響を受けたドラマでした。「ホテルコンシェルジュ」も今の若い人たちがコンシェルジュへの憧れをもつきっかけになるかもしれませんね。

また、景気回復の実感ができず贅沢が難しい日常の中で、一流ホテルというリッチな舞台や、コンシェルジュによる想像を超えるサービスは、私たちにハード・ソフト面共に夢と潤いを与えてくれそうです。もし実際に機会があれば、少し勇気を出して、コンシェルジュにお薦めの観光スポットやレストランなどを紹介してもらいたいですね。