音楽

西野カナ「A型のうた」歌詞から考える、西野カナが売れ続けている理由

西野カナが2枚のカップリングを集めたベストアルバムを出した。「Secret Collection ?RED?」、「Secret Collection ?GREEN?」である。売れている。
小室ファミリー&安室奈美恵&浜崎あゆみ&倖田來未世代の自分が勝手に語る。




西野カナ「A型のうた」歌詞はこちら。
見ると、A型女子あるあるを詰めこんだかわいい歌詞である。一般的な西野カナのイメージは「会いたくて震える」だろうが、「会いたくて 会いたくて」は2010年のシングルであり現在までコンスタントに作品を発表している。
いくら大人が同じような歌詞でどれも同じに聞こえると言おうが売れている部類に入ると思う。それは何故か。

西野カナが売れ続けている理由その①、ビジュアル面の変化と時代とのマッチ

2008年のデビューからしばらくはどちらかというとギャルっぽかった。浜崎あゆみ、倖田來未に続くファッションアイコンを兼ねたギャル系アーティストが出てきたかと思って見ていた。
当時の楽曲はカッコイイ感じのR&Bっぽい、平たく言うとギャルが好きそうな曲調のものが多かったと思う。


しかし、だんだん脱ギャルし肌は白く、服装もかわいらしい雰囲気になっていく。自分は勝手に「あぁ~ギャルっぽい方がカリスマっぽくなれるのに」と思っていたが、間違っていた。「ギャル」というブームが終わりを迎えていたからである。
eggやcawaiiなどの雑誌が休刊し、一時代が終わった。(悲しい。これについては別に書きたい。)
これが本人の意向なのか、元々こういう感じの子なのかは微妙なところだが、本人の話し方やふんわりした雰囲気を見ていると元々こういう感じなんだろう。それが時代とマッチして、現在大多数いるであろうギャルっぽくはないがイケてる女の子を囲い込むことに成功したのだろうと思う。

西野カナが売れ続けている理由その②、わかりやすいあるある歌詞で一定の水準をキープ

『ありがとう、君がいてくれて、本当よかったよ・・・』
なんて詞をどう解釈しろというのよ。どこに心の機微があるの?
「ありがとう」ということを自分なりの言葉に代えて表現することこそが、作詞活動じゃないの?
あのボキャブラリーでよく歌詞なんか書こうと思ったものね。
あんな三歳児でもわかるようなフレーズじゃないと、今の若い子たちは共感できないの?そんなに想像力がなくなっているの?
あの稚拙な歌詞を見せられて、「小学生の読書感想文じゃないんだぞ」ってツッコミすらできないの?
等身大の思いというのは、いつの世にもあったけど、自分のことを世代の代表として選ばれたアーティストとして自負しているなら、カッコつけようとかプライドがあるはず。
でも、それが西野カナには微塵も感じられないのよ。彼女だけが問題じゃない。こんな薄っぺらい歌詞を、何の疑いもなく支持してしまっている女子高生たちの精神構造もわからないのよ。
与えられたものを、何も考えずにそのまま受け入れているだけ。
だから、あんな詞に対して「そうだよね。わかるぅ。友達と会えてよかったよね」ってなるのね。
西野カナの場合は、頭の悪い女子高生に「これこそ現代の女神よ」とか本気で思わせてるわけでしょ。タチが悪いと思うよ。「人たらし」だよ。
マツコデラックス 著書「世迷いごと」より
禿同!が、結構受け入れられてしまっている。わかりやすくないとウケない時代なのか?アラサーから見るとこれがプロの書くものなのか?と思ってしまうが、良いか悪いかは置いといて、新曲を出すとある一定のクオリティであるということ(=いつも同じような歌詞)がわかる。
これはファンにとっては安心できるだろう。タイアップも大きいものが付いており、一定の商業価値があることも感じ取れる。
ここ2年のシングルタイアップ一覧
  • 23rd 2014年5月21日「We Don’t Stop」
    日本テレビドラマ『花咲舞が黙ってない』(第1シリーズ)主題歌
  • 24th 2014年8月13日「Darling」
    フジテレビ『めざましテレビ』火曜日テーマソング
  • 25th 2014年10月15日「好き」
    フジテレビ『めざましテレビ』火曜日テーマソング
  • 26th 2015年4月29日「もしも運命の人がいるのなら」
    大塚食品『MATCH』CMソング
  • 27th 2015年9月9日 「トリセツ」
    映画「ヒロイン失格」主題歌
アーティストを応援している人にとって、活動がないことは不安以外の何物でもない。他の事でも当てはまるが、「西野カナはこのぐらいのレベルの内容でリリースされ続けていくだろう」ということが浸透しているのだと思う。
西野カナの描く世界感が受け入れられている今は。このレベルまで活動を続けられれば、コアなファンが付き年齢を重ねても表舞台から去っても音楽で生き残れると思う。
長く続けることは大変で、しかもCDが売れない時代に配信でヒットするのも時代と合っていた。ソニー・ミュージックアーティスツやったね!
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