今回の熊本地震を受け、熊本市内にある熊本刑務所が、被害者の方々を受け入れているとのことです。
食材や寝床確保のために解放し、一時は最大で250人もの住民が訪れたとのこと。
詳しく見ていきましょう!
熊本刑務所が避難所に!被災者受け入れは初の試み
熊本地震の被害は甚大なるもので、現在でも余震が続いており、予断を許さない状況です。
そんな中、熊本市内にある熊本刑務所が、被災者を受け入れているとのこと。
今回の地震により多くの方々が被災し、家屋の倒壊などにより心もとない避難生活を、余儀なくされています。
今でも余震が起き続けており、避難生活も安心できるものではありません。
体育館や公共施設などが、そんな被災者の方々のために、施設を避難所として開放することはよくありますが、今回のように刑務所が開放されるのは初の試みです。
そんな熊本刑務所には、自家発電設備や井戸が備えられており、電気や水を確保できているとのこと。
また、他の刑務所や法務局からも合わせて約2万食分の食料が集められており、被災者の方々に食事を提供しています。
今回貸し出しているのは、施設内にある職員用の道場とのことです。
熊本刑務所は、今回の熊本地震で刑務所の施設にもひびが入るなどの被害は出ていますが、大きな損傷はなく、避難所としては申し分のない状況です。
エクアドルでは刑務所から100人が脱走!熊本の不安や心配は?
日本で熊本地震が発生し世界中で話題となっていますが、先日エクアドルでも地震が発生しましたね。
エクアドルの地震はM7.8という大規模なもので、その被害も甚大なるものです。
そんな中、地震に見舞われた南米エクアドルの刑務所で、地震に乗じて約100人の受刑者が脱走していたことが分かりました。
脱走があった刑務所では、脱走者のうち、これまでに約30人は拘束され、数人は自ら刑務所に戻っていますが、残りの脱走者は現在も逃走を続けており、警察が行方を追っているとのこと。
地震に乗じた脱走劇ということですが、日本ではそのようなことはありませんでした。
やはり、エクアドルは治安が悪いということでこのようなことが起きてしまったわけですが、日本は治安が良いと考えてよいですね。
海外メディアでは、日本の被災者が列を組んで食料提供を待っていたりしていることが、報道されているようです。
我々日本人にとっては、モラルを持って避難生活をすることは当たり前のことですが、世界中が日本のように治安が良いとは限らないようです。
しかし、今回熊本で刑務所が避難所として開放されたわけですが、確実に安心して良いということでもありませんね。
被災者の方からしても、100%安心ということはなく、心のどこかに不安はあることでしょう。
日本で、エクアドルのようなことは起きるはずがないと言い聞かせたいものですが、とにかくこれ以上の被害が出ないことを願うばかりです。
いずれにせよ、今回の刑務所開放という判断は、今のところは被災者の方々を大いに援助しており、非常に素晴らしいものだと思います。