尾崎豊さんが亡くなってから2017年4月25日で25回忌となります。
特別番組やCD、雑誌など、何か特集されたりするんでしょうか。
四半世紀が過ぎたカリスマ、息子の活躍などこれまでの命日とは違った意味を持つ4月25日に何があるのか、調べてみました。
関係の深い方のインタビュ―記事、NHKニュースの情報などを追記しています。
目次
尾崎豊25回忌2017年に出版された尾崎本「尾崎豊 Forget Me Not 」レビュー
一通り調べてみた結果、今のところ尾崎豊さん没後25周年を記念したイベントや番組はありませんでした。(今後更新されたら追記します)
雑誌は、4月7日に「尾崎豊 Forget Me Not (別冊宝島 2559)」というムック本が出版されています。こちらは、当時公開されなかった笑顔のポートレート、当時のバックバンドが再集結してのインタビュー、親交のあった方のインタビュー(息子さんも)、尾崎豊の愛した書籍、CDレビューなど盛りだくさん。1985年に「宝島」に掲載された尾崎のインタビューがそのまま再掲されていたりもします。
買って読みましたが、特に当時のバックバンド(Heart Of Klaxon)のみなさんのインタビューはいい意味で尾崎のイメージが覆るような、とても興味深いものでした。
このムックは長年尾崎の音楽プロデューサーをつとめた須藤晃さんが監修しており、往年のファンから新しいファンまで楽しめる1冊なのではないかなと思います。
尾崎豊25回忌2017年 イベントやCDは?息子・尾崎裕哉は命日に何を…
尾崎の公式サイトはいくつかあるのですが、アイソトープ・ソニーミュージック・須藤晃さんのHPなどを見ても特に企画はありませんでした。
そうなると気になるのが息子・尾崎裕哉さんなのですが、裕哉さんも4月25日には特にイベント出演などはありません。
尾崎豊25回忌2017年 ゆかりの地
尾崎豊ゆかりの地はいくつかありますが、命日には今でも多くの人が訪れるといいます。
尾崎豊さんの墓石
尾崎豊さんの墓所は埼玉県所沢市の狭山湖畔霊園にあります。西武球場駅前から徒歩10分ほどのところです。
大きく立派な墓石に、「生きること。それは日々を告白してゆくことだろう -放熱への証-」と刻まれています。
尾崎豊さんの遺骨は、防犯上の理由などからここには納骨されておらず、都内にあるそうですがこちらは家族が管理していると思いますので詳細はわかりません。しかし埼玉に墓所を建てたのは、お父様がここからの眺めを気に入ったとの理由からだそうです。
お参りする際は、迷惑にならないよう静かに訪れてくださいね。
狭山湖畔霊園
埼玉県所沢市大字上山口2050番地
渋谷にある歌碑
尾崎豊さんとゆかりの深い渋谷に、歌碑が併設されています。平成6年4月25日、3回忌に渋谷クロスタワーに建てられたものです。
高校は青山学院高等部だった尾崎豊さん。「尾崎が夕日を眺めていた場所」としてこの場所が選ばれたそう。周りにはたくさんの寄せ書きが。歌碑には「17歳の地図」の歌詞が描かれています。いまでも命日にはファンが集まり、ギターを持って歌う姿が…。
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワ-3Fテラス
尾崎ハウスは今
尾崎豊さんが倒れていた東京都足立区千住河原町の民家。
部屋は1人の女性ファンが毎日訪問した事をきっかけに所有者が好意でファンに開放し、「尾崎ハウス」と呼ばれてファンの交流の場になっていました。しかし2011年10月、改築のため解体されています。
長年ファンを受け入れてきたこのお家ですが、地主の方が「息子たちに言われた。このままだと一生つきあわなければならないからと。じゃあ思い切って建て直して、『尾崎ハウス』をやめようとなった」という理由から取り壊すことになったといいます。当時「尾崎ハウス」にあった記念品はファン有志に渡されたそうです。
今はファンの対応などはしていないので、心の中にとどめておきたいと思います。
25周年ということで大きな企画やリリースが予想されたのですが、意外なほど静かです。
息子・尾崎裕哉さんのテレビ出演が増え、尾崎豊さんの映像をテレビで観る機会も増えました。
もし何も企画されていなくても、ファンそれぞれが想いを馳せる日になることは間違いありません。
「Forget Me Not」
4/25追記
大きなイベントやリリースはないようですが、ラジオで曲をかけたりする番組はいくつかあるようです。
<テレビ>
NHKのニュースウォッチ9で「▽尾崎豊死去から25年 幻の音源が語る素顔」という特集が。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO15210370S7A410C1H40A00?channel=DF280120166614
息子・尾崎裕哉さんがインスタにてコメントをしています。
関連記事
ニュースウォッチ9 放送内容
尾崎豊が亡くなってきょうで25年。
東京・渋谷のクロスタワーにある尾崎の歌碑周囲には大勢のファンが集まっている。
尾崎豊がデビューしたのは高校3年生。今回、NHKは幻と言われてきた音源を入手。デビュー直後に同級生の前で行ったプライベートライブの様子を収めたもの。ライブが行われたのは尾崎が高校を中退したまさにその日だった。
ライブの参加者が録音していた今回の音源。そのライブの中で尾崎は歌いながら泣き出してしまう。
突然の涙について、ライブに参加していた同級生・塚田政成さんは、「やめて自由になるのともの悲しさと感極まるのと。いろいろなものが織り交ざっている。世間一般に思う格好よくやめていったとか、そういうわけではないと思うけどね」と話す。
また、10年以上の音楽活動を共にしたプロデューサーの須藤晃さんはこの音源を聴いて、「泣いて歌えなくなっているね。母親が亡くなったときに泣いているのを見た以外、泣いているところを見たことがない。」と話した。
18歳の知られざる悩みを記録した幻の音源。今も多くの人に影響を与える尾崎豊の等身大の姿が伝わってくる。