ママレードボーイのネタバレを最終回までまとめてみました。2018年に実写映画化されることが発表された、20年以上前の作品です。かわいらしい絵柄で、小学生向け漫画雑誌の「りぼん」で連載していた漫画にもかかわらず、お話は非常に複雑でシリアスです。
ママレードボーイとは?原作漫画のネタバレを最終回まで!
お互いの両親がダブル離婚&ダブル再婚し、突然ひとつ屋根の下で暮らすことになった高校生のラブストーリー。『りぼん』で1992年から1995年まで連載され、テレビアニメ化、劇場版、台湾でテレビドラマ化された大人気作品です。
主人公・小石川光希は、ある日いきなり両親から「離婚する」ことを告げられる。ハワイ旅行で出会った松浦夫婦と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたため、お互いパートナーを交換して再婚するのだと言う。
しかも、松浦夫妻の息子の松浦遊も含めて、みんなで一緒に暮らそうとまで言い出す始末。そんな非常識な生活の中、一緒に暮らす遊に惹かれ始めていく。
同じ高校に通い出し遊は人気者に。光希と仲が良かった銀太にキスされたり、光希の親友・茗子が担任の名村先生と付き合っていたり、遊にアタックしてきた亜梨実ともめたりと学園生活は波乱万丈。
やがて、光希と遊は付き合うようになるが、遊は『自分の本当の父親』を探していた。
そして両親たち4人が、ハワイ旅行で出会ったのではなく、学生時代からの友人であったことを知り、自分と光希が『血のつながった兄妹』である可能性を疑うようになる。遊は光希に別れを告げて、進学先を『京都工業大学』に決める。
大学に進学しても遊を忘れられない光希は、遊に会うために京都に行くが、遊は「彼女がいる」と嘘をつく。しかし夏季休みで帰省した際、気持ち抑えきれなくなった遊は、自分達が『兄妹』であることを光希に打ち明ける。
最後の思い出として北九州への旅行をした二人は、たとえ禁断の関係であっても結婚することを誓い合う。帰宅した二人は、両親に関係を告白する。すると両親たちから過去についての真実を聞かされる…。その内容は以下のようなものだった。
仁:光希の父、留美:光希の母
要士:遊の父、千弥子:遊の母
両親たちは学生時代からの知り合いで、当時は今の組み合わせ(仁と千弥子、要士と留美)で付き合っていた。しかしささいなすれ違いから、仲たがいをしてしまい仁と千弥子は別れてしまう。仁は、千弥子との不安や仕事の悩みを支えてくれていた留美と企業留学してその後結婚。
別れてから、千弥子は仁の子どもを妊娠していたことを知る。ひとりで子供を育てると決意するが、そこで優しくフォローしたのが要士だった。子どもの父親になる、と周囲の反対を押し切り2人は結婚。しかし仕事の忙しさ、結婚準備などで子供は流産してしまう。
その後に授かったのが遊。光希は仁と留美が愛し合って生まれた子どもだと説明され、光希と遊は『血のつながった兄妹』ではなかった。喜ぶ光希と遊。
茗子との交際が明るみになった名村は教師を辞め実家のある広島に戻るが、茗子は追いかけ広島で結婚する。亜梨実は遊にフラれた失恋の傷を癒すうちに銀太と恋人同士になる。
みんなハッピーエンド!
『りぼん』連載ということもあり、ラストはみんなハッピーエンドでした。お話は最初学園恋愛ものとして進むのですが、生徒と教師の恋愛・実は血がつながった兄妹!?などシリアスな展開が多く大人でも男性でも楽しめると思います。
ママレードボーイのその後は?「ママレード・ボーイ little」で読める!
ママレードボーイの続編として、「ママレード・ボーイ little」がココハナという少女漫画雑誌で2013年5月号から連載されています。こちらの主人公は、再婚した両親ズの娘と息子(光希と遊の異母兄弟になる)。光希と遊や友人たちの近況も知れて、懐かしいと思う人も多いと思います。
「ママレード・ボーイ little」からわかる主人公たちの現在をまとめてみました。
光希…化粧品関係に勤める。遊とは同棲して事実婚状態だったが、そろそろ子供も欲しいと思っていたところでプロポーズされ、結婚。
遊…高校時代の先輩・三輪悟史と「MM建築設計事務所」を立ち上げる。
茗子…小説家。名村との間に息子が一人いる。
銀太…桐稜大付属中にて英語教師。テニス部顧問もしている。
亜梨実…銀太と結婚し、外資系企業に勤める。
佐久間すず…三輪悟史の従姉妹。ママモデルへの転向を考えており、蛍と婚約。
土屋蛍…クラシック系バンドのピアニスト。すずにプロポーズ。
ということで、こちらはこちらで大人のママレードボーイとして別枠で見たい感じですね。実写化に伴い、どこまでのストーリーが映画になるのか期待したいと思います。
発表されている実写化のキャストは小石川光希役が桜井日奈子さん、松浦遊役が吉沢亮さん。原作発表から20年経ち、当時はスマホも携帯もありませんでした。今に寄せたお話になるのか、原作に忠実になるのか…原作ファンとしては非常に楽しみです。公開は2018年!