エンタメ

『セカオワErrorは深瀬が益若つばさのことを書いた曲』について調査してみた

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

SEKAI NO OWARIの深瀬が「Errorはつばさちゃんをイメージして書いた歌」という発言を過去にしていたらしい件で、セカオワファンがざわついていました。

この話の出どころが気になったので色々調べてみました。




セカオワ「Error」は深瀬がつばさをイメージして書いた?どんな曲?

「Error」は、2016年10月5日発売のセカオワ10枚目のシングル「Hey Ho」のカップリングとして収録されています。作詞はFukase、作曲はNakajin, Saori & Fukase、編曲 : SEKAI NO OWARIです。2019年2月27日発売のアルバム「Lip」にも収録されています。

ファンからの人気も高い名曲です。

歌詞はこちら。

https://sp.uta-net.com/song/216100/

https://twitter.com/taigaskow/status/783208911708880896?s=20

この曲について作詞の深瀬さんは、発売当時にTwitterでこう述べています。




セカオワ「Error」騒動とは?ファンのツイートから疑問点が

先日、とあるセカオワファンがTwitterでつぶやいた一言が大きく拡散する騒ぎになりました。「errorは深瀬さんがつばさちゃんのことをイメージして書いたもの、ということを知ってモヤモヤする…」といった内容でした。

https://twitter.com/emibird9/status/1170689202658267136?s=20

https://twitter.com/emibird9/status/1171028290326290432?s=20

このツイートに対して様々な意見が交わされていました。プライベートなことが気になる人も、そうでない人も、自由でイイと思うのですが…。それよりも、この「Errorはつばさちゃんをイメージして書いた歌。料理や花の事は実際に彼女から言われた言葉。銃弾とはアンチの人達が俺達に向けて言う批判の言葉です」という発言を「写真週刊誌の直撃を受けて深瀬さんが言った」というところです。

そこが気になって調べてみました。

2人のことが最初に報道されたのは2015年のクリスマス頃。フライデーに撮られていました。

深瀬益若

また、年明けの2016年1月7日頃にTwitterで交際宣言。その後すぐ発売された週刊文春で突撃取材されています。

深瀬益若2

この時は確かに突撃取材を受けて2人とも色々喋ってますが、Error発表前なので関連の発言はないし、そもそも写真週刊誌の取材で曲について語ることはないんじゃないかな?と率直に思いました。2人がしっかり週刊誌の取材に対して答えたのはこれだけじゃないかなと記憶しています。勝手に盗撮されたり憶測の記事はたくさんあったと思いますが…

その後、たまたま?益若さんがerrorロゴの帽子をかぶったりしてましたが…2016年8月14日の投稿です。ちょうどこの頃、曲作ってたのかな?という憶測をしてみたり。

https://www.instagram.com/p/BJDkCP8jRvf/

 

2016年12月には、深瀬さんがファンからの質問にTwitterで答えていました。その中で、歌詞にも似ている回答が。

※このツイートも、削除されたみたい…と一部で書き込まれていましたが残ってます。

その後も色々な報道をされたり、ネットニュースにはなっていましたが、「Errorはつばさちゃんをイメージして書いた歌。料理や花の事は実際に彼女から言われた言葉。銃弾とはアンチの人達が俺達に向けて言う批判の言葉です」という文章はどこにも引っかからず。

セカオワのインタビューなどを探してみましたが、Errorについて語ることはあっても”つばさちゃんをイメージ”とは書いてありませんでした。(音楽系雑誌で固有名詞を出すことはないと思います。あっても、”彼女”とか”大切な人”とかになると思う)

一応参考までに、Error関連の記事をいくつか貼っておきます。

こちらは2016年の「Hey Ho」オフィシャルインタビュー③です。

――続いてカップリングの“Error”についてですが、この歌の主人公はロボットだという。この設定は“不死鳥”でもありましたよね。
Fukase「単純にこういう話が好きなんですよね。漫画の『PLUTO』とかも大好きなんで。こういう設定のロボットって、子供みたいじゃないですか? 出会った人によって、いかようにも変わっていくっていう。ただ僕の中でロボットが強いっていうのはご法度だったんですね。でも今回は『強くていいか』と思って。これも比喩的に自分のことを歌いたかったんですけど、基本的に俺って仕事人間だと思うんですね。常にSEKAI NO OWARIのことを考えているし、それ以外のことってどうでもいいと思っているタイプで。そんな中で、いろんなことに挑み続けてきたし、もの凄く勝つことにこだわっていた時期もあったんですね。でもそれが最近は、少し揺らいだっていうか。なんか……勝つことにこだわりすぎていると、勝てないこともあるっていう。それに気づいたときの歌ですね」
Nakajin「だからこれは歌詞が先に出来た曲ですね」
Fukase「詞先っていう、僕らとしては珍しい形ですね」
Nakajin「曲について言うと、最初の2行のメロディをFukaseが考えて、その後はリレー形式で3人に渡して、渡してっていう感じで完成させました。初めての試みですね」
Saori「交換日記形式でやろうって」
Fukase「最初に自分でサビを考えたのに自らボツにして、Nakajinに頼んだりしましたね(笑)。サビはすごく爽やかにしたかったんだけど、これは俺だと作れないって。基本的には、ハートがないロボットを熱血に描いている歌詞なんで、そこに熱血な曲調が乗ると熱々になっちゃう。だったらサビは胸キュンで爽やかなメロディにしようと思って、それならNakajinだろうと。Saoriちゃんだとマイナーコードになっちゃいそうだから(笑)」
Saori「(笑)ならないよ」
Nakajin「俺も3パターン送って、そのうちふたつがマイナーだったけどね。その中の唯一のメジャーが採用されたと」
Fukase「でも3人で作ったから歌入れのときは大変でしたよ。俺が作ったパートは歌いやすいんですよ。まずNakajinが作ったパートは息継ぎができないし。Saoriちゃんのところは、『これ、絶対歌って作ってねえよ!』と思ったし(笑)」
Saori「音程が大変なんだよね」
Nakajin「それぞれ違う人が作ると、自然と曲調に展開が生まれるんですよね。でもその曲調の展開が、物語の展開とも上手くマッチした気がするんですけどね」
――ちなみにその物語の展開についてなんですが、単刀直入な質問ですけど、ロボットが恋をしてしまった女の子は最終的に死んでしまうわけなんですか?
Fukase「結末はぼかしているんですよね。それはメンバーにも話したことないよね?」
Nakajin「そうだね」
Saori「わたしのイメージだと、好きな人を守るためにロボットが死んじゃうっていう」
DJ LOVE「俺もそっち派」
Nakajin「でも前のバージョンだと歌詞が違っていたよね?」
Fukase「うん。前のバージョンでは、ひと夏の恋のようにロボットが女の子を好きになるんだけど、結局そこに愛情のようなものは生まれずお互いが去っていき、その後に『弱さを知るってことは強さを知る』っていうことを教えてもらったロボットが軍のリーダーになって、そのことを伝えていくっていう話だったんですね。でもNakajinがアレンジでドラマチックな間奏を入れてきたから、『こんな軽い話で終わっちゃ駄目だ』と思って、2行丸々書き直したもん」
全員「はははは!」
Fukase「女の子がライトに言ったことをすべて真に受け続けるロボットっていうイメージだったのが、Nakajinの間奏を受けて、『これはもっと二人の間に絆がないと駄目だな』ということに気づいて。アレンジによって歌詞が半分変わりました。最近、Nakajinが作ってくる間奏とかSaoriちゃんが弾くピアノに引っ張られることが多いんですよね」
――でも、そうやって引っ張られることって良いことなんですよね?
Fukase「良いことです。要するにこういうタイプの曲は映画を作るように歌詞を考えていくんで、曲の展開によって物語も変えていかないと良いものは生まれない。エモーショナルなNakajinの間奏が入ってくると当然歌詞も変わってきますよね」
――ただやっぱり生身の人間じゃないロボットという存在を介在させないと、ラブストーリを書くことは難しいんですね。
Fukase「確かに(笑)。でも、あんまり生々しいことを書くとSaoriちゃんに怒られるから」
Saori「いや、怒ってはいないし、それが良ければいいんですよ」
Fukase「Saoriちゃんの場合は、何をそのまま歌詞にしたのかっていうのがわかるから、生々しすぎる歌詞は、こそばゆいんだと思うんですよ。まあでも向いていないと思うんですよ、恋愛の曲を書くのは」
Saori「そんなことはいいと思うよ。それに、ある意味でこれは生々しい歌詞なのかなとも思うし、Fukaseの恋愛観ってこういう感じっていうイメージもある。それを詩的に落とし込んでいるのが面白いですよね。この100か0しかない感じ(笑)」
Fukase「生々しいね(笑)」
――あと好きになった人に「僕は君の家族になりたかったんだ」という言葉を使うっていうのも、独特の生々しさがありますよね。
Saori「今までの歌詞では『家族』なんて絶対に使わなかったんですけど、そこも最近子供と触れ合うようになったことで出てきたんだろうなって思うし。その変化が面白いなとは思っています」

https://www.facebook.com/OfficialPageSEKAINOOWARI/posts/1470213086328610/

こちらは2019年2月のアルバム発売時のインタビュー。Errorについてというより、私生活の変化についてです。内容的にErrorに近いかなと思ったので引用。

「ライブに子供たちがたくさん来てくれるようになり、プライベートでも周りに子供がいる時間が増えたことが大きいです。友達の子供が休みの日に遊びに来るからといってカレーを作ったり、庭に滑り台つきのビニールプールを用意したり。そうした中で、音楽を通じて子供たちに言っておきたいことや、守ってあげたいという気持ちが生まれました」

「もちろん安易に人を傷つける発言はすべきでないけれど、多くの情報を自然と目にする時代に生きている中では、言いたいことをあらゆるフィルターに通してしまうと結局自分が何を考えているかわからなくなってしまう。だから僕は音楽を作る上で正直でありたいんです。自分でちゃんと筋が通っていれば必要以上に恐れる必要はないんじゃないかな」

https://ananweb.jp/news/218200/




セカオワ「Error」深瀬発言の謎

ということで、ネット上では「Errorはつばさちゃんをイメージして書いた歌。料理や花の事は実際に彼女から言われた言葉。銃弾とはアンチの人達が俺達に向けて言う批判の言葉です」出どころが見つかりませんでした。一見それっぽい説明だなとは思うのですが、出どころがないものを憶測で騒ぐのは微妙ですよね。

もしかしたら、ネットの掲示板や書き込み、公式ではないニュースサイトなどの文章を写真週刊誌と勘違いしたのかもしれません。テレビや何かの会見での発言なのかもしれないし、ネットには残らず雑誌や本としてどこかに掲載されているのかもしれません。

私個人的には、誰が誰のことを歌っていようと(例えばあゆが松浦会長のことを歌っているとか)どうも思わないというか、むしろリアリティがあって好きになります。不特定多数へ向けた応援ソングなどもいいですが、恋愛の歌だと誰か一人に向けたものの方が思い入れや曲や詞の厚みが増す感じがするからです。

深瀬さんは、結構「この曲は誰々について書いたもの」と公言している曲もあるので、Errorについてもどこかで近いことは言ったのかなと思うのですが…。

TwitterやFacebook、インスタなどのSNS、匿名掲示板、ニュースサイトの過去記事、画像検索、などなど結構探したのですが見つけられなかったのが悔しいので、もし何かわかる方がいたらメールでご連絡ください。