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浦沢直樹の漫勉「東村アキコ」の内容動画・作品レビューまとめ

昔、漫画家になりたかった。中学生ぐらいでその夢をあきらめたのでそれからは読む専門だが、だからなのかコミックスのオマケ漫画で担当さんとやりあっているとか、出版業界のニュースとか、漫画に関する色んなネタが好きで今も見ている。

その中でも好きなのが、漫画家さんの仕事場を見ること。部屋晒すスレみたいなもんで、人の部屋とか鞄の中身とかって気になる。先日、NHKの「浦沢直樹の漫勉」ゲストに東村アキコさんが出ていて迷わず録画。東村さんの作品はほぼ読んだことがあるので、人となりもなんとなくわかってはいたが想像以上に刺激をもらえた。
その東村さん・浦沢さんのトークなどから印象に残ったものをまとめた。

浦沢直樹の漫勉「東村アキコ」の内容と仕事

9/4(金)午後11時~11時44分
NHK Eテレ「浦沢直樹の漫勉」ゲスト:東村アキコ

番組概要:いま最も注目を集める女性漫画家、東村アキコ。
今年、自叙伝的漫画「かくかくしかじか」でマンガ大賞2015を受賞。2014年には「海月姫」が、能年玲奈主演で映画化された。
今回は、初めて挑戦した歴史漫画「雪花の虎」の現場に密着する。漫画界屈指と言われる執筆スピードが、浦沢直樹を驚かせる。また、10人以上のアシスタントを的確な指示で使いながら、人物の表情にとことんこだわる制作スタイルが明らかになる。

公式サイトに東村さんが絵を描くところが動画としてアップされている。
迷いなく書き進めるスピード、線のキレイさ、インクを何度もつけず一気に書く、下書きなしのコマも…など。
浦沢さんとのトークも書き起こしされている。
番組には入りきらなかった未公開部分も、文章として掲載されている。
http://www.nhk.or.jp/manben/higashimura/

「浦沢直樹の漫勉」東村さんトークより、要点まとめ

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・着物似合っててかわいいなぁ

・話し方と声はアジアンの馬場園さんに似ているw

・若い人の意見を積極的に取り入れる。古くなりたくない。

・とにかく顔と主戦(メインとなる人物の線)だけ自分が描けば、原稿は落ちない。
子どもがいる中で漫画を描いていて、最低限それだけやればあとはアシスタントさんがやってくれる。
ということを身につけた
⇒仕事をする上での重きの置き方が明確だと感じた。

・締切日にはアシスタントさん10人以上集まることも。一気に描いていく。
⇒それだけの人数に指示を出して、締切に間に合わせるってかなり凄いのでは。
人をうまく使える人なんだろう(教えるのがうまいって「かくかくしかじか」でもありましたが)

・締切日なのに、殺伐とした感じではなく笑いながら仕上げていた。
深夜にボロボロになりながら…という感じではない。
⇒職場の雰囲気作りもうまそう

・自分自身が地方から出てきたので、成り上がりたい!という人の方が好き

とにかく描け、という日高先生の言葉が生きているんだと思います。
漫画家目指す人じゃなくても、なんか頑張ろう、負けてらんねぇ!!!って思う回でした。
かくかくしかじかを読んだ時も、宮崎から大阪に出てきてひたすら漫画を描いているシーンとか見て「自分なにやってんだろ」的な思考に陥り、奮起した記憶があります。



東村さんはコミュ力が相当高いし、外見もかわいくておしゃれだし、漫画そのものはもちろん東村さん本人にとても魅力があるんだろうなぁと思います。昔よりは目にすることも増えたけど、基本漫画家さんて裏方なので、コミックスの帯とかオマケ漫画とか漫画雑誌の一言コメントぐらいでしかわかんなかったしな。。。

動画はこちら(消されるかな?)

安野さんの情熱大陸も面白かったな…けっこう前のだけど

情熱大陸「安野モヨコ」

 

東村アキコ先生、現在の連載!スゲーな…

・きせかえユカちゃん(Cookie 2001年1月号 – 不定期連載、既刊11巻、りぼんマスコットコミックス刊)
・海月姫(Kiss 2008年21号 – 連載中(2015年現在、隔月で)、既刊15巻、講談社コミックスキス刊)
・東村アキコのテンパってるJ(duet 2010年1月号 – 連載中)
・東京タラレバ娘(Kiss 2014年5月号 – 連載中、既刊3巻、講談社コミックスキス刊)

・雪花の虎(ヒバナ 1号(2015年4/10号) – 連載中)

・ヒモザイル(月刊モーニングtwo 2015年10月号 – 連載中) ※ダメ男たちを立派な「ヒモザイル」へと育て上げ、稼ぎのよいアラサー女性のもとへと送り込む、実録・ヒモ男養成ルポ漫画!

・美食探偵(Cocohana 2015年8月号読切を経て連載開始予定)
※9月28日(月)の11月号で、表紙&巻頭です!東村さんの探偵モノ!面白い!

 

東村アキコさんの漫画オススメまとめ!(連載中)

 自叙伝的、エッセイ漫画がとても面白いですが、それ以外にもオススメたくさん!

今回の漫勉の中で描いているところが放送された「雪花の虎」
小学館「ヒバナ」という新しい漫画雑誌での掲載。 もしも上杉謙信が女だったら…という東村さん初の歴史もの。 第1巻の発売日は9月11日です。

アラサーの阿鼻叫喚漫画「東京タラレバ娘」
結婚できない、仕事微妙な女3人が様々な出来事を乗り越えつつ現実を見たり暴走したりする漫画。 東村さんの友達がモデルになっているそうで、リアル。 小池栄子とか片瀬那奈で即ドラマ化されそうwww 現在3巻まで出ており、雑誌「KISS」で連載中。

能年玲奈主演で映画化もされた「海月姫」(くらげひめ)
地味な女の子と派手な男の子、という少女漫画ではよくあるパターンだがこの漫画はなんつーかすごい ファッション業界がメインの自分たちで作った服を売っていこうというパラキス的な感じもよくあるとは思うけど、 派手な男の子が女装趣味で総理の息子とか、尼~ずとかいうオタク女子とか、シンガポールに行っちゃうとか相変わらずのスピードでどんどん進んでいってます。
KISS連載中、現在15巻まで出ています。どうやって終わるのか見えないけど楽しみ。

東村アキコさんの漫画オススメまとめ!(完結)



今回の漫勉の中でも印象的に使われていた「かくかくしかじか」
東村さんの高校生~デビュー直後ぐらいがメインで、それを現在の東村さんが思い出しながら綴っている…という感じ。 絵画教室の日高先生との関係性や当時の東村さんの漫画家への想いなど、読み応えたっぷりです。 全5巻、集英社「Cocohana 」で連載していました。

宇宙人と芸能生活と売れない劇団の話w「メロポンだし!」
あまりヒットしなかったと本人が解体新書の中で言ってたけど、全員キャラ濃いわギャグキツいわ芸能ネタみたいのが面白すぎでスゲー好きな作品。 ただのギャグ漫画ではなく、メロポンと関わることで振り回されつつも親や人との付き合い方に気付いていく若様… たまに切ないところがあるのがツボです。 講談社モーニングで連載、全7巻。

ドラマ化もされた人気作「主に泣いています」 美人すぎることで過酷な人生を送ってきた主人公が、ギャグ色の強い周りに引っ掻き回されながらも前向きに生きていく…感じ? 東村さんが好きなギャグ要素というか、即席コントがたくさんあるw
講談社モーニング連載、全10巻

東村さんを有名にした大ヒット作「ママはテンパリスト」
これを読んで面白いと思ったらだいたいの東村さんの漫画面白いと感じます。 本人は少女漫画家を目指していたと思うので、これが売れた時はショックだったそうですが… ごっちゃんも今は小学生?他の漫画のオマケでたまに見られるのが嬉しいです。 全4巻、集英社コーラスで連載されていました。

会社員アキコと父健一メインのコント的要素の多い漫画「ひまわりっ~健一レジェンド~」。
かくしかでも出てくる、大学卒業後に父に無理やり就職させられたNTT時代のことを、ちょっとギャグ要素たっぷりに拡張した感じ? 宮崎が舞台でなんとなくほっこり、お父さんのキャラがすごすぎておもしろいです。 講談社モーニング連載、全13巻でしたが、また新装版で出るみたい。

そのほかの東村作品<完結>

みて分かる通り、集英社からデビューしたものの現在は小学館・講談社でもそれぞれライバルともいえる雑誌に連載を持っています。これは東村さんの描くスピードが速い事はもちろん、少女漫画から青年向けまで幅広いものが描けるってのが強いんだろうなと。

新しく始まっている連載「ヒモザイル」「美食探偵」どちらも面白そうだし(美食探偵は面白かった)、これからも金落としますwww

東村さんのことが気になる!って人はこちらの解体新書がおすすめ。本人が読み切り含む自分の作品について、細かく語っています。各出版社の担当者が語る東村さん(こういう競合他社の人が一同に会するというのがたまらん。確か集英社・講談社・小学館それぞれの担当さんの対談だったような)など、フツーのコミックスの大きさなので字は小さいけど内容充実しています。

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