漫画・本

orange未来ネタバレ感想!漫画『orange-須和弘人-』前編!翔死後のお話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

orangeの番外編として描かれた『orange-須和弘人-』前編のネタバレ感想をまとめました。
高野苺先生の原作で、漫画、実写映画、アニメ、アニメ映画と大ヒットコミックのorange。
この『orange-須和弘人-』は、本編の続きを須和目線で振り返りつつ、
翔の死後どのようにしてその現実を向き合い、
菜穂と結婚するに至ったのかが綴られています。
『orange-須和弘人-』は、前編・後編2回と全3回にわたって連載されました。
このページでは『orange-須和弘人-』前編をまとめています。

『orange-須和弘人-』前編翔死後のお話を須和目線で…

【翔が亡くなった世界の、須和と菜穂が歩んだ後悔の物語】
翔が亡くなったあと、日常生活に戻っていた須和たち
須和はサッカー部を辞め、菜穂やアズたちと距離を置いていた
以前のようには盛り上がれないでいた
20歳
同じ大学に通う須和と菜穂
しかし須和は菜穂を目で追うだけだった
アズは地元の調理師学校、
孝子は東京の服飾専門学校、
萩田は東京の大学にそれぞれ進学していた。
ある日須和が新しくできた弁当屋に入ると、
偶然菜穂がバイトをしていた。
久しぶりに話す2人。
菜穂が作ったという野菜炒めと生姜焼きの弁当を買って帰る。
須和は翔がいた日々を思い出していた。
何かあるごとに、翔がいたら…
あの頃に戻りたいとずっと考えていた。
菜穂の弁当屋に通うようになった須和。
普通に話すことはできていた。
すると菜穂に近づく男が…菜穂に想いを寄せる飯田先輩。
強引な誘い方に菜穂は困惑していて、
須和が助け舟を出す。
菜穂がバイトをしていたのも、
先輩の誘いを断る理由が欲しかったからだと須和も気づく。
想いがこみ上げ、菜穂に告白しようとする須和
「俺はお前を…」
さえぎるように菜穂が口を開く
「私は好きな人がいるから 叶わないけど ずっと好きな人」
それを聞いた須和はいったん告白を押し込み、
翔と菜穂が両想いだったこと、
それを知りながら菜穂が好きな自分はどうすればよかったのか。
迷っている最中に、翔は亡くなった。
菜穂の笑顔がもう一度見たい、と思った須和は、
来週の日曜、予定作ろうと菜穂に声をかけた。
桜が咲く公園でお弁当を食べる須和と菜穂。
菜穂にあーんした卵焼きを、Uターンして食べる須和。
久しぶりに笑った顔を見た須和は、
もう迷わないと決めた。
翔と話した記憶をたどり、
翔が菜穂やみんなとしたかったことを次々実現していく須和。
お弁当を食べることもそうだった。
映画館ででかいポップコーンを食べること。
薄川(すすきがわ)で一緒に遊ぶこと。
2人で浴衣を着て花火大会に行くこと。
菜穂に、花火大会は3人で行こうと誘う。
アズと?と聞く菜穂に、「翔と3人で」という須和。
花火大会は浴衣を着て、翔と共に楽しんだ。
翔のために3人分かき氷を買い(2つは須和が食べる)、
翔が好きだった焼きそばを食べた。
花火が上がり、眺める2人
須和は菜穂に告白した。
「好きだよ ずっと好きだ 高校の時からずっと…」
菜穂の答えは
「私は翔が好き ずっと一生好き」
菜穂と2人になりたくて「翔と3人で」と花火に誘った須和は、
本当の気持ちに気づいていた。
翔は、須和が菜穂が好きだということを知って
「応援するよ」と言っていた。
しかし須和は…
翔と菜穂を応援する気が最初からなかった
俺はズルいやつだ
~後編➀につづく~
後編その1はこちらです
orange未来ネタバレ感想!漫画『orange-須和弘人-』後編①悩む須和に萩田の助言

orange未来ネタバレ『orange-須和弘人-』前編を読んで

翔の死後のお話が須和目線で描かれているため、
前半は少しくらい重いトーンですが、
辛く苦しい過去を背負いながらもなんとかもがいて
菜穂を楽しませようとしている須和の姿が、
痛々しくもいとおしくもありました。
このお話はあと2話つづきます!